やすまるです!
先日、市場を歩いていて気になるスープを見つけました。
四神湯。
4つの神のスープ。一体どんなスープなんでしょう!?
四神湯とは…
四神湯とは、「四臣」と呼ばれる芡實(オニバスの実)、蓮子(ハスの実)、淮山(ワイサン)、茯苓(ブクリョウ)に薏苡仁(ハトムギ)を加え、豚モツと一緒に煮込んだ薬膳スープのことです。
正直、漢方は全く詳しくないのでオニバスやワイサンと言われても全く???なんですが、ハトムギが入っているというだけで美肌効果がありそうな気がしてなりません。
もう少し詳しく効能を調べてみました。
芡實
慢性的な下痢、頻尿の緩和、膀胱や生殖機能の増強。中国では子供のおねしょ対策にも使われているとか。
蓮子
カルシウムやリンなどミネラル成分が豊富で滋養強壮にも効果的。抗癌の効能もあり。
淮山
疲労回復、食欲増進、尿量改善、鎮痛作用など。
茯苓
胃腸の働きの促進、むくみ改善、精神を安定させる作用もあり。
調べれば調べるほど身体によさそうなスープです。
実食!!
購入したのは苗栗市内の市場にて。
私たち夫婦とお義母さんの3人で食べるため、100元分買いました。
約360円です。それで小鍋一杯分ほどありました。
ただ、具材は3種類のみ。
ハスの実、ハトムギ、豚モツです。
100元でこんなに!?というほど具沢山でした。
とくにハトムギが惜しげも無く大量に入っています。
値段が値段なだけにモツの臭みがどうなのかな?と気になっていましたが、臭みはなし。
モツを噛むと甘みがあって美味しいです。
ハトムギ、ハスの実はサクッとした食感があり、歯ごたえのある煮豆を食べている感じです。
どちらの実もそんなに味がないので食感を楽しむ感じです。
スープは塩ベース。テイクアウトの容器にスープを入れる前に胡椒をパラッと入れていたので、あっさりとした塩味に胡椒辛い感じがプラスされています。
このスープ、とっても身体が温まります。
生姜を食べた時のような内側から熱くなる感じです。
ハスの実とハトムギだけでこんなに温まるなら、その他の本来の具材も一緒に食べたらどうなるんだろう?と興味が湧いてきました。
四神湯をおうちで楽しもう!
漢方、薬膳というと敷居が高い感じがしてしまうのですが、台湾ならこんな気軽に市場で、しかも激安で買えちゃうんです。
その他、日本人観光客にも人気の台北にある迪化街(ディーホアジエ)ではこれらの具材の乾物が一袋になったセットが60〜80元ほどで販売されているんだとか。
モツだけ買えばお手軽に自宅で四神湯が楽しめますね。
また、モツが苦手な方は鶏肉を一緒に煮ても美味しいそうですよ!
ぜひ、台湾でお手軽に薬膳料理を楽しんでみてくださいね。