ふんわり台湾

台湾での生活、台湾のB級グルメなどを綴ります

【台湾】客家人の家族とお墓参り

大家好!やすまるです。


台湾は2月26〜28日まで3連休でした。
28日は和平記念日(平和記念日)
なぜ2月28日が平和記念日なのかといえば、二・二八事件に由来しているそうです。

二・二八事件とは…

二・二八事件(ににはちじけん, 拼音: Èr’èrbā shìjiàn)は、1947年2月28日に台湾の台北市で発生し、その後台湾全土に広がった、中国国民党政権(外省人〔在台中国人〕)による長期的な白色テロ、すなわち民衆(当時はまだ日本国籍を有していた本省人〔台湾人〕と日本人)弾圧・虐殺の引き金となった事件


ということで旧正月が終わり、一息ついたところでまた3連休だったワケですが、

「 どこかに行きたいな〜♡ 」という訳にもいかなかったんですよね。

なぜならこの時期はここ、苗栗(ミャオリー)に住む客家(ハッカ)人の墓参りの季節なのです。

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それも午前中と午後、2箇所でのお墓参りが連休のど真ん中の日にありました。


お供え物にマックのチキンとポテト、お菓子、ケーキ、ミカン、栄養ドリンク、お茶、ビールなどなど(飲み物多め…笑)
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↑↑↑この画像、両サイドの扉が空いているでしょう?
この奥に、旦那のおじいちゃん、おばあちゃん、(ひいおじいちゃんもかな!?)の骨壷がありました。

骨壷はなんとお写真つき!

私はお墓参り2回目なのですが、1度目はサビついていたのか鍵が空かず。

今回は満を持して潤滑剤持参でのお墓参りでした。笑

骨壷を置くスペースがかなり広く、
義母が「もしも私たちが死んだらここに入るんだよ。」と。

え、ひょっとして私も……!?

旦那は、私たちが死んだら新しいところになんて言っていますが、

正直いってこんな田舎の山奥に葬られるのかと思うとね…。

日本に向かって遺灰をばら蒔いてほしいです。わたしは…(違法!?)


お参りする前に、義理兄の子供たちがお供え物のポテトを食べてしまうハプニングがあり、義母は激怒!


手に持ったポテトを子供が怯えながら袋に戻し、義母の怒りが収まったところでお参り開始。


1度目は墓石に向かって。(ご先祖さまへ。)
2度目はお墓に背を向ける形で。(空の上の神様に対して)
3度目はお墓の斜め後ろに(土地の神様に対して)

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お参りしたら長い線香をさして、ご先祖さまがお供え物をゆっくりと食べていただく時間、私たちは親族とおしゃべりしながら待ちます。


その後に現金に見立てた紙を燃やすのですがここでもまた一悶着…。


この現金に見立てた紙は2種類あるそうで、
(↓↓↓こんなのです。)
m.momoshop.com.tw

金色が使われているものは神様へ、
銀色が使われているものはご先祖さまへだそうです。

でも金色しか義父は準備していなかったことに義母は憤慨。

気持ちだから大丈夫理論で切り抜けようとする義父。


いやー、でも私も義母の気持ちわかります。


頻繁にお参りにいくならまだしも、年に1度だけなのに。

ちゃんと準備して、お参りして、日々何事もなく過ごせていることに感謝をお伝えする。

ただそれだけのことなのに、あれこれと小さな揉め事が起こるのはなんだかなぁ…ですね。


お墓の周りにはこんなデザインの壁画が。
なんだかレトロかわいい。
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最後は盛大に爆竹を鳴らし、お墓参りが終わりました。

来年も家族一同健康でまたこの場所に戻って来れますように。

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