大家好〜!やすまるです。
オリンピックが終わり、日中観たい番組もなくKindleでのホラー漫画生活に磨きがかかりそうなわたしです。
もちもち食感!客家菜包(クージャーツァイバオ)
包子(バオズ)といえば肉まんのように中身に具材ありのものを指し、
具材なしの肉まんの皮だけのものは 饅頭(マントウ)と言って、日本のおまんじゅうと全然違うじゃん!と、初めて見た時は驚いた記憶があります。
じゃ、 菜包(ツァイバオ)といえば?
具材が野菜の肉まんのようなものも菜包と言われているようですが、
客家菜包(クージャーツァイバオ)という、全く肉まんとは別物の食べ物があるのです。
※ わたしの家族、苗栗の客家人は「菜包」と呼んでいますがネットで検索してみると、「客家菜包」となっていたので正式名称であろうこの名前で紹介しています。
肉まんとは全く別物。つやつやですよね。
それもそのはず。皮の主な材料は白玉粉と中力粉なんです。
具材は…
- 豚ひき肉
- 千切りの大根
- 干しエビ
- 干し椎茸
菜包という名前だからと言って、野菜だけではないんですよね。
半分に切るとこんな感じです。
白玉粉で作られているのでとってもモチモチ食感。お団子みたいな感じでベタっと感もあります。
具沢山ですが、お肉は少なめ。
でも、たっぷり入った大根がめちゃめちゃ美味しいんです。
切り干し大根の煮物に干しエビや干し椎茸の旨味が合わさって肉無しでも満足感ありです。
肉ありなのに「菜包」の謎
台湾人の義母に「菜包という名前だから、肉は入っていないものかと思った」と言ったら、
その昔、菜包は菜包という名前ではなく 豬籠粄(ズゥーランバン)という名前だったそうです。(豬籠は豚を捕まえる時のカゴのことで形が似ていることから、このように呼ばれていたそうです)
豚を捕まえるカゴってなんかすごいですよねw
そもそもどうやって豚をカゴに入れるんだろう?
今現在も具材に決まりはなく、肉を入れずに「豬油(ラード)」を入れて香りを出すこともあるんだとか。
義母曰く、「 昔は(いつだったか忘れてしまったけれど)節目に自分で作って食べていた 」そうです。
現在では市場などで売っており、特に何かの節目だからと言って食べるわけでもなく、食べたい時にいつでも買えるし食べれるというわけです。
そして、誰が名付けたのかいつのまにか豬籠粄から菜包という名前に変わり今では豬籠粄と呼ぶのはお年寄りだけになったそうです。
結局、「菜包」ってどういう意味で名付けられたんだろう。